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払済保険と延長保険って?解約するよりお得なの?

終身保険や養老保険といった、貯蓄性のある保険に加入していたけれど、なんらかの理由でその保険をやめたくなることが出てきます。

その際の選択肢として、

  • 解約する
  • 払済保険
  • 延長保険

というものがあります。

それぞれどういうものなのか見ていきましょう。

解約する

もっとも簡単な選択肢です。

その保険を解約して解約返戻金を受け取るわけですね。

最近は、保険料をおさえるために解約返戻金がないタイプが多いですので、保険を解約しても、1円も手元に戻ってこない、ということもありえます。

そういった保険については、そもそも原資となる解約返戻金がありませんから、後述する払済保険や延長保険に移行することができません。

また、貯蓄型の保険についても、払込期間の途中で保険をやめる場合、多くの場合元本割れします。

始めから解約するつもりで保険に加入する方はおられないと思いますが、安易に貯蓄型の保険に加入してしまうと、元本割れを起こしてしまい、たんす預金にしておいたほうが良かった、なんてことも起こりかねません。

のちのち後悔しないためにも、目的に合わせた保険選びをしましょう。

払済保険

以後の保険料の払込をストップし、それまで積み立てた解約返戻金で一時払い終身保険もしくは一時払い養老保険を買うことです。

ちょっとわかりづらいですね。

ざっくり言うと、

  • 保険期間を変更しない
  • 保険金を下げる

ということになります。

たとえば、

  • 保険:終身保険
  • 加入年齢:30歳
  • 保険期間:終身
  • 払込期間:60歳
  • 保険金:300万円

という保険に入っていたとします。

保険料を15年払い続け、45歳になったところで、子供の教育資金が増えてきたことにより、家計が圧迫され、保険料の支払いがキツクなってきました。

そこで、払済保険に移行したとすると、

  • 保険:終身保険
  • 加入年齢:30歳
  • 保険期間:終身
  • 払込期間:ナシ
  • 保険金:100万円

のような感じになります。

チェックポイントとしては、

  • 払済保険の保険金は、保険加入時の年齢で決まる
  • 払済保険移行後も保険加入時の予定利率で運用される

定期保険の自動更新などは、自動更新時の年齢で保険料が再計算されますが、払済保険の場合、保険加入時の年齢を元に保険金が算出されます。

この場合ですと、30歳のときに、一時払い終身保険に加入したのと同じ保険料になるということですね。

45歳で加入するのに比べて、ぐっと保険料がおさえられますので、その分高額な保険金の保険に加入することができます。

また、予定利率についても、保険加入時のものが適用されます。

よく、「お宝保険は解約するより払済保険に移行した方がお得」、と言われているのはこのためです。

バブル期などに加入した保険を払済保険に移行すれば、現在の銀行金利よりはるかに高い利率で運用されます。

ざっと図にするとこんなイメージです。

ただ、解約返戻金が極端に少ない場合や、現在のように利率が低い場合、下手に払済保険にするよりも、解約して解約返戻金を別の手段で運用したほうが良いかもしれません。

お宝保険以外の場合については、保障が必要なのかどうか?を選択基準のひとつにすると良いかと思います。

延長保険

延長保険は、解約返戻金を元に一時払いの保険を買う、という点では払済保険と同じです。

異なるのは、延長保険で買うのは定期保険である、という点です。

保険金を元の契約と同じ金額のまま、保険期間を短くする保険なんですね。

払済保険が

  • 保険期間を変更しない
  • 保険金を下げる

であったのに対し、

延長保険は、

  • 保険期間を短くする
  • 保険金は変わらない

という制度になります。

払済保険は知っている方が多いのですが、延長保険について知っている方はあまりおられません。

それくらい、マイナーな制度なんですね。

定期特約付き終身保険など、お子さんの養育費などに備え、高額な死亡保障に入っている方にとっては、一つの選択肢になると言えます。

たとえば、

  • 保険:終身保険
  • 加入年齢:30歳
  • 保険期間:終身
  • 払込期間:60歳
  • 保険金:3,000万円

の保険を、45歳で延長保険にした場合、

  • 保険:定期保険
  • 加入年齢:45歳
  • 保険期間:10年
  • 払込期間:ナシ
  • 保険金:3,000万円

お子さんが独立されるまで、あと10年、などという場合は、延長保険に移行することで十分な保障を得ることができます。

図にするとこんなイメージになります。

最終的に解約返戻金はなくなってしまいますが、必要な保障は手に入れることができます。

しっかりとリスクに備えたい方にオススメの制度と言えます。

まとめ

払済保険にしても、延長保険にしても、特約は全て解約されます。

つまり、死亡保障だけが残ることになります。

そのため、保険金を残す必要のある相手がいない方にとっては、不要な保障です。

保険の見直しにあたっては、まず目的が大事になります。

目的をはっきりさせたうえで、払済保険や延長保険という制度を活用し、必要に応じて、足りない保障を購入されると良いと思います。

新たに保険に加入される際の一時金として、解約する、という選択肢もアリだと思います。

保険全体のバランス、そして家計全体のバランスを上手くとりながら、保険の見直しをしていきたいですね。

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