収入保障保険が必要か否か、それは
- 人によります
どんな保険でもそうなんですけども(汗)。
こんな結論で終わってしまうと身もふたもありませんので、収入保障保険のメリット・デメリットを整理し、どんな方に向いているのかお話していきますね。
収入保障保険のメリットとデメリット
まずは収入保障保険のメリットとデメリットについてお話します。
収入保障保険のメリット
収入保障保険のメリットは3点です。
- 必要なときに必要な保障が手に入る
- 保険料が安い
- 保険金の計算がしやすい
必要なときに必要な保障が手に入る
ここは逓減定期保険と似ていますね。逓減定期保険と異なるのは、
- 保険金を年金で受け取ること
「必要なときに必要な保障」っていうと、ちょっと抽象的すぎてわかりづらいですね。超具体的に言いますと、
- 必要なとき:ご主人が亡くなった時
- 必要なとき(いつまで?):お子さんが大学卒業するまで
- 必要な保障:奥さんとお子さんが生活していけるだけのお金
終身・学資だと必要な保障は少なすぎます。定期だと多すぎるケースが多いです。
「ちょうどいい保険」にすることができるのが収入保障保険の特徴ですね。
保険料が安い
収入保障保険は定期保険の仲間、つまり掛け捨ての保険です。そのため、終身など貯蓄型の保険より保険料は安いです。
同じタイプの逓減定期保険と比べるとどうか?なのですが、
- 収入保障保険のほうが保険料が安くなるケースが多いです
万が一のことがあった場合、支払うべきお金の総額をいったん保険会社が預かることになります。
そのお金の中から年金を支払っていくわけですが、残っているお金を放置しているともったいないですよね?
残っているお金については保険会社で運用してくれます。
運用利益をあらかじめ見込んでおき、その分、保険料を割り引いているため収入保障保険のほうが安くなるわけです。
保険金の計算がしやすい
これが収入保障保険の最大のメリットだと思うのですが、
- 必要な保障額の計算がしやすい
収入保障保険は、万が一のときに月々○○万円という形でお金を受け取ります。
保険に加入するときも、月々いくら必要なのか?を決めて保険に入るわけですね。
これって計算が簡単ですよね。月々の生活費から万が一のときいくらくらい必要なのかはわかると思います。
プラス遺族年金、児童育成手当などの社会保障の金額を考慮し、学費も計算に入れる。
そうすれば割と簡単に必要な保険金がわかります。そして大きく外れることもありません。
逓減定期保険と違い取扱保険会社も多いですから、ささっとまとめて資料請求し、最適な保険を選ぶことが可能です。
ご自身で保険を選ばれるのでしたら、収入保障保険がオススメです。
生命保険の資料請求!おさえておきたい2つのメリットと1つのデメリット
収入保障保険のデメリット
デメリットとしては、お金の受け取り方が年金であることです。
一括で受け取れば、手元にキャッシュがありますから、ご自身で運用されたり、何かあったときに対応がしやすいです。
ですが年金で受け取る場合、必要最低限の現金しかありませんので、何かあった場合に別の手段で資金を調達する必要が出てくるかもしれません。
また、保険金を保険会社に預けっぱなしの状態になりますので、インフレが加速した時や金利が上向きになったときに対応ができません。
長期間お金が固定されてしまうリスクはどうしても出てきてしまうんですね。
たとえば40歳~60歳のあいだ年金を受け取るとします。20年間ですね。この期間に景気が上向き、銀行の金利が5%になったとします。
毎月年金はもらえるのですが、どう考えても保険会社に運用してもらうよりも銀行に預けたほうがお得ですよね。
そういった変化に対応しづらいのが収入保障保険のデメリットです。
そのためデメリットが気になる方は、逓減定期保険か、定期保険で減額していく方法が良いかもしれませんね。
収入保障保険はどんな人に向いている保険?
収入保障保険は、、
- 多額な保障が必要な方
- 必要な保障がどんどん減っていく方
に向けて作られています。なので必要な方は、
- お子さんがおられる家庭のご主人
ですね。独身の方で収入保障保険を検討されている方はおられないでしょう。
収入の柱であるご主人に何かあった場合、残されたご家族が経済的に困らないように加入されるケースが多いです。
あとは、デメリットである「年金で受け取る」ことに抵抗がない方ですね。
とはいうものの、「一括受取」という制度がある保険もあります。受け取ることができる総額はやや少なくなるものの、急な入用のときにキャッシュで全額受け取ることが可能です。
最後に大事なのは、
- 面倒くさがりな方(笑)
先にお話したとおり、収入保障保険は割と保険金の計算が簡単です。ご自身でパンフを見ながら選んでも大きな失敗って少ないんですね。
本当は、ご家族全員のライフプランシミュレーション含め保険の検討を無料相談でされるのがベストなのですが、そんなの面倒!って方もおられるでしょう。
そういった方は、取り急ぎ収入保障保険で最大のリスクをおさえておく、というのがベターなのではないでしょうか。
まとめ
収入保障保険のメリット・デメリットと、どんな人に向いているかについてお話してきました。
向いている人には最重要で必要な保険。そうでない人には不要であると言えます。保険金の算出は簡単ではありますが、要介護状態でも保険金が下りるかどうかなど、細かな違いはあります。
資料請求される際におさえておきたい5つのポイントをまとめていますので、よろしければご参照ください。
迷うようでしたら保険の無料相談も検討されると良いでしょう。その際は、できれば逓減定期保険も扱っているFPに相談されるといいですね。
逓減定期保険は「三井住友海上あいおい生命」が有名ですから、そこを取り扱っているFP、もしくは保険代理店に相談されると良いでしょう。