終身保険や定期保険に加入するかどうかを考える際に、
- 亡くなる確率ってどのくらいなんだろう?
- 亡くなるとしたらどういった要因で亡くなることが多いのだろう?
といったことが気になると思います。
そこで、ざっくりと統計データをまとめてみました。
保険選びの際の参考にしてみてください。
はじめに
この記事のデータ元は、
です。
なるべく手を加えないで記載していますが、誤記などありましたら、随時指摘いただけると幸いです。
また、この記事で紹介しているのは、全年齢を対象とした、ざっくりとした概要です。
年齢ごとに詳細な内容を知りたい方は、ご自身の年齢の記事をご参照ください。
死亡数に関する統計情報
まず、年齢別にどのくらいの方が亡くなられるのかを見ていきましょう。
年齢 | 総数 |
0 ~ 4歳 | 2,958 |
5 ~ 9 | 453 |
10 ~ 14 | 467 |
15 ~ 19 | 1,268 |
20 ~ 24 | 2,420 |
25 ~ 29 | 2,893 |
30 ~ 34 | 3,908 |
35 ~ 39 | 6,435 |
40 ~ 44 | 10,121 |
45 ~ 49 | 14,053 |
50 ~ 54 | 20,577 |
55 ~ 59 | 31,360 |
60 ~ 64 | 62,928 |
65 ~ 69 | 82,495 |
70 ~ 74 | 111,414 |
75 ~ 79 | 161,269 |
80 ~ 84 | 224,158 |
85 ~ 89 | 244,047 |
90 ~ 94 | 177,392 |
95 ~ 99 | 85,283 |
100歳以上 | 21,978 |
死亡数の推移を見ると
80代後半まで伸び続け、その後ゆるやかに減少していきます。
60代に入ってからの伸びが強いですね。
年齢によるものもあると思いますが、これまで張りつめて働いていた方が、セカンドライフに入ることによって、気が抜けてしまう、というのもあるかもしれません。

次に、男女別に亡くなられる方の推移を見てみましょう。
年齢 | 男 | 女 |
0 ~ 4歳 | 1,618 | 1,340 |
5 ~ 9 | 269 | 184 |
10 ~ 14 | 284 | 183 |
15 ~ 19 | 876 | 392 |
20 ~ 24 | 1,724 | 696 |
25 ~ 29 | 2,009 | 884 |
30 ~ 34 | 2,532 | 1,376 |
35 ~ 39 | 4,160 | 2,275 |
40 ~ 44 | 6,511 | 3,610 |
45 ~ 49 | 9,044 | 5,009 |
50 ~ 54 | 13,505 | 7,072 |
55 ~ 59 | 21,240 | 10,120 |
60 ~ 64 | 43,622 | 19,306 |
65 ~ 69 | 57,082 | 25,413 |
70 ~ 74 | 74,808 | 36,606 |
75 ~ 79 | 101,773 | 59,496 |
80 ~ 84 | 127,275 | 96,883 |
85 ~ 89 | 112,566 | 131,481 |
90 ~ 94 | 54,874 | 122,518 |
95 ~ 99 | 19,209 | 66,074 |
100歳以上 | 3,250 | 18,728 |
男女別に見ると
70代までは、圧倒的に男性が女性を上回っています。
その年齢までは、男性が女性より2倍ほど亡くなりやすいです。
ちょっと驚きの数値ですね。
その後、男性は緩やかに減少。女性は80代後半まで高い水準を保っています。

死亡率に関する統計情報
次に、死亡率のデータを見てみます。
80歳以上の方については、亡くなられる確率が跳ね上がり、グラフが非常に見づらくなるため、グラフからは除外しています。
年齢 | 総計 |
0 ~ 4歳 | 0.06% |
5 ~ 9 | 0.01% |
10 ~ 14 | 0.01% |
15 ~ 19 | 0.02% |
20 ~ 24 | 0.04% |
25 ~ 29 | 0.04% |
30 ~ 34 | 0.05% |
35 ~ 39 | 0.08% |
40 ~ 44 | 0.10% |
45 ~ 49 | 0.16% |
50 ~ 54 | 0.26% |
55 ~ 59 | 0.41% |
60 ~ 64 | 0.73% |
65 ~ 69 | 0.87% |
70 ~ 74 | 1.42% |
75 ~ 79 | 2.56% |
80 ~ 84 | 4.52% |
85 ~ 89 | 7.80% |
90 ~ 94 | 12.95% |
95 ~ 99 | 22.44% |
100歳以上 | 36.63% |
死亡率の推移を見ると
40代までは緩やかに上昇し、50代に入ると少し加速します。
70代に入ると一気に跳ね上がっています。
それまで会社の健康診断等で健康チェックをされていた方が、健康診断がなくなったことにより、病気の発見が遅くなってしまった可能性も考えられます。
病気はなにより早期発見が大事です。
面倒がらず、自治体のサービスなどもうまく活用して、早期発見、早期解決していきたいですね。

次に、男女別に死亡率の推移を見てみます。
年齢 | 男 | 女 |
0 ~ 4歳 | 0.06% | 0.05% |
5 ~ 9 | 0.01% | 0.01% |
10 ~ 14 | 0.01% | 0.01% |
15 ~ 19 | 0.03% | 0.01% |
20 ~ 24 | 0.05% | 0.02% |
25 ~ 29 | 0.06% | 0.03% |
30 ~ 34 | 0.07% | 0.04% |
35 ~ 39 | 0.10% | 0.05% |
40 ~ 44 | 0.13% | 0.07% |
45 ~ 49 | 0.21% | 0.12% |
50 ~ 54 | 0.34% | 0.18% |
55 ~ 59 | 0.56% | 0.27% |
60 ~ 64 | 1.03% | 0.44% |
65 ~ 69 | 1.25% | 0.52% |
70 ~ 74 | 2.06% | 0.87% |
75 ~ 79 | 3.63% | 1.69% |
80 ~ 84 | 6.40% | 3.26% |
85 ~ 89 | 10.62% | 6.35% |
90 ~ 94 | 16.14% | 11.89% |
95 ~ 99 | 27.44% | 20.65% |
100歳以上 | 32.50% | 31.21% |
男女別に見ると
死亡率については、女性が男性を上回ることは一度もありません。
女性の死亡率の伸びは70代から始まるのに対し、男性は60代から始まっていることもわかります。
先ほどもお話しましたが、男性の方は特に健康チェックに気を使っていきたいですね。

死因別統計情報
では次に、死因別の統計データを見ていきましょう。
この項では、総計ではなく、男女別に見ていきます。
また、表を載せると非常に見づらいため、グラフのみで見ていきます。
表を見たい方がおられましたら、連絡を頂ければcsvデータをお渡ししますので、お気軽にご連絡ください。
まずは男性から
男性については
人数としては多くないですが、10代から40代までの自殺者の割合が高いことに驚きます。
若いうちに自ら亡くなってしまうのは非常にもったいないですね。
次に、悪性新生物(がん)ですね。
50代以降の伸びが非常に高いです。
日本人の3人に1人ががんにかかると言われている現在。
やはり、もっとも警戒しないといけない病気ですね。

次に、女性について見てみます。
女性については
女性についても、若いうちは自殺で亡くなられる方が目立ちます。
そして、悪性新生物ですが、男性よりもピークが早く、40代後半には50%を超えてきます。
50代には60%にせまろうかという勢いです。
そのため、男性よりもがんに対する警戒が必要と言えます。
がんはとにかく早期発見することが大事ですから、定期的に健診を行いたいところです。
家事に育児にと忙しいとは思いますが、まずはご自身の体を第一優先に考えていきたいですね。

まとめ
ざっくりとではありますが、死亡保障を考えるにあたってお役に立ちそうなデータを集めてみました。
ただ、忘れないでいてほしいのは、確率が低くても起こるときは起こってしまう、ということです。
万が一、とよく言われますが、確率が0.01%でも、0%でない限り起こるときは起こります。
そういった事態が起こってしまったとき、残された人たちに少なくとも金銭的な負担を与えないよう、うまく保険を活用して頂ければと思います。