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サイト情報 | せいほなび~生命保険の歩き方 |
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こんにちは、管理人のマルです。
このページでは自己紹介をさせて頂きますね。
もともと10年以上システムエンジニアをやっていました。イジったことがあるのは全て生命保険会社のシステムです。
システム会社にいたこともありますし、生命保険会社にいたこともあります。
「ん?システムだったら生命保険のこととかわからないんじゃないの?」
と思われるかもしれません。ですが、そんなこともなく。
システム部門も生命保険のことを知らなければいけない理由
プログラマーやテスターなど、いわゆる下流工程にいると生命保険のことはわからなくても大丈夫です。
設計に従ってプログラミングやテストをしていけば良いだけですから。
ですが、設計や要件定義といった上流工程にいると生命保険の知識は必須になります。
例えるならスマホゲームの発売やバージョンアップだと思ってください。
そのゲームについて何も知らない人がバージョンアップを手掛けたりすると無茶苦茶になってしまうのはイメージできると思います。
そのゲームをよく知っており、実際に遊んでいる人のニーズを理解しているから、ちゃんとしたバージョンアップができるわけですね。
「ワンピース」で遊んでいるのに突然、悟空が出てくると「なんじゃこれ!」って思っちゃいますよね(笑)。
そんなイメージです。
生命保険について詳しくないと、上流工程は手掛けることができません。そして、私が担当していたのは上流工程です。
そのため、普通の人よりは生命保険に詳しいかと思います。裏事情なんかも結構知っていたりします(笑)。
リーマンショックの際、某外資生保にいたのですが、赤字覚悟でお客さんが離れないようインセンティブをかなり乗せていました。システム対応が大変でしたが(汗)。
ちなみに、生命保険会社では呪文のような言葉が飛び交います。これまで多くの保険会社を経験しましたが、共通しているのは、
- 保険期間⇒N
- 払込期間⇒M
- 保険料⇒P
- 保険金⇒S
- 配当⇒D
保険期間終身のことを「N=99」と言ったり、保険料払込免除のことを「P免」と言ったりします。
では、次に担当していたシステムをご紹介します。
マルが担当していたシステム
担当していたシステムは、
- 新契約
- 保全
- 決算
- 営業成績
- 営業支援
です。
それぞれについて簡単に説明しますね。
新契約
お客さんが新規に保険契約をしたときに動くシステムです。
その保険がどういう商品なのか?をきちんと把握していないと、想定外の動きをしてシステムが止まっちゃいます。
保険期間10年の商品なのに、保険期間15年で登録できちゃったりしたら困っちゃうわけですね。
保全
いわゆる「異動」と呼ばれるモノを扱うシステムです。異動とは、
- 新契約
- 解約
- 減額
- 消滅
- 払済
などなどの、保険契約の動きのことですね。
新契約システムと同様に保険商品について詳しく知らなければならないのですが、それ以上に異動の種類・意味を理解していなければいけません。
決算
いろいろな角度から決算処理に必要な帳票を出力するシステムです。
例えばソルベンシーマージン比率を算出するために、「現在の契約が全て消滅した場合の解約返戻金」。
例えば事業継続基準を算出するために「今のまま契約が増えなかった場合、30年後の責任準備金、解約返戻金はいくらなのか」。
といったことを保険種類別、年齢別、男女別といったさまざまな角度からリストに出力します。
金融庁に提出する資料の元になる帳票ですから、絶対にミスが許されません。知識も必要ですがプレッシャーがキツいシステムです(笑)。
営業成績
保険のおばちゃんのような営業職員さん、直営の代理店、ほけんの窓口のような乗合代理店に支払うお金を計算するシステムです。
保険商品によって支払うお金は違ってきます。
また、それぞれの頑張りによってもお金は変わってきます。いっぱい売ってくれたからお金上げとくね、といった感じですね。
ここはそれほど保険商品の知識は必要ないです。お金の流れが見える、という点では一番えげつないシステムです(笑)。
営業支援
保険のおばちゃんや代理店が使うシステムを作ってあげる部署ですね。
営業を受けたことがある方なら、保険のおばちゃんがタブレットを持っているのを見たことありませんか?
あの中に入っているシステムを作るお仕事ですね。
1ヶ月間ケアしていないお客さんを朝一にリストアップしたり、新規の見込み客をリストアップしたり、シミュレーションのときに使う図表なんかを引っ張ってきたりします。
ここもそれほど保険の知識は必要ないです。
マル担当システムまとめ
ざっとこんな感じです。
このほかには、
- 経理
- 運用
- レート
などのシステムがあります。
最後に
一応、生保会社にいたこともありましたので、こんなモノを持っていたりします。
「生命保険を売ってもいいよ」という証ですね。もうその会社は辞めていますので、権利は剥奪されています。
「持ってるから何?」と言われると「あ、なんでもないです…」という程度のモノですが(笑)。
ですが、これまでお話ししたとおり、生命保険とその内部についてそれなりに知識はあります。
質問などありましたら、お気軽にご連絡ください。
皆様が良い保険に巡り合えることを心より願います。