個人年金をオススメしない3つの理由

個人年金おすすめしない

生命保険は、基本的にリスクに備えるモノです。

個人年金は、セカンドライフの資金不足というリスクに備える保険と言えます。ただ、セカンドライフは貯金を切り崩しながら生活していくことになります。

そのため、セカンドライフが始まるまでに十分な貯蓄があれば個人年金は不要と言えそうです。

この記事では、個人年金のメリット・デメリットについて記載し、個人的に個人年金がオススメできない理由をお話しようと思います。

個人年金の最大のデメリットとは?

個人年金の最大のデメリット、それは、

  • 資産が長期間にわたって凍結されてしまうこと

です。

ちょっと抽象的すぎてピンと来ないかもしれませんので、例をあげますね。アフラックの人気商品である『アフラックの個人年金』でシミュレーションしてみます。

  • 年齢:30歳
  • 性別:男性
  • 保険料払込期間:30年(60歳まで)
  • 年金開始年齢:60歳

で計算しますと、

  • 総払込保険料:360万円
  • 総受取年金額:3,770,700
  • 戻り率:104.7%
  • 年利:約0.3%

となります。

実際は、年金を開始してからも残った年金原資の運用利益がありますので、年利はもう少し低くなります。

運用益は、170,700円ですね。

話を最初に戻します。

  • 資産が長期間にわたって凍結されてしまうこと

が、個人年金最大のデメリットと記載しました。

今回のケースですと、30年間ですね。年金支払期間も入れると、35年です。

個人年金は、通常、途中解約をすると元本割れします。

つまり、払ったお金に対して、戻ってくるお金のほうが少なくなってしまうんですね。資産を増やそうと思って個人年金を買ったのに、少なくなってしまっては元も子もありません。

とはいえ、

「30年間、解約することなんてないから大丈夫」

という声が聞こえてきそうです。

でも、30年という期間を、ここでゆっくりと想像してみてください。この記事を書いているのは2015年7月です。

今から30年前というと、1985年、いわゆるバブルが始まった頃になります。

当時の定期金利は、だいたい4~5%だったと言われています。今の定期金利は、高くて0.3%とかそんな感じです。

もし、30年後にバブルと同じ水準になっていたとしたら?年利0.3%の個人年金を続けますか?続けませんよね。

ちょっと極端な例になりましたが、長期間資産が凍結される、ということは、そういった変化に対して非常に弱いということなのです。

「金利が上がってきたから個人年金を解約して、利回りが良いモノに乗り換えよう」

と思った場合、それまで支払ってきた保険料は無駄までは行きませんが、ほぼ確実に元本割れします。

たんす預金しておいたほうが良かった、なんて結果になりかねません。

これが、個人年金をオススメできない最大の理由になります。

それ以外のデメリットについて

それ以外のデメリットとしては、

  • インフレリスク
  • 保険会社の破たんリスク

インフレリスクに対応できない

インフレリスクは、さきほどお話した「資産が凍結されるリスク」とほぼ同じです。

運用利率を上回るインフレ率になりますと、貨幣価値は下がりますので、実質的には損をしていることになってしまいます。

たとえば、

  • インフレ率:1%
  • 年利:0.3%

だとします。

100万円の車を買おうとした場合、1年前は100万円で買えていたものが、現在は101万円になっているわけです。対して、100万円を預けていても、100万3千円にしかなりません。

1年前なら車を買えていた預金が、現在では車を買うことができなくなってしまっているんですね。

そして、資産が凍結されている期間は、その状態がずっと続きます

実質的なお金の価値と、預けている資産の差が、ドンドン開いていってしまうんですね。

保険会社の破たんリスク

次に、保険会社の破たんリスクですね。

そうそう起こることではないのですが、運用期間が長ければ長いだけ、遭遇する可能性は高くなります。参考までに、1997年から2008年にかけて、8社の国内生保が経営破たんしています。

保険会社が破たんした場合、真っ先にあおりを食らうのが、個人年金のような貯蓄商品です。

利率の引き下げや、預けている金額の何割かをカットされるなど、かなりキツイ仕打ちが待っています。

個人年金を大手の生命保険から購入することで、破たんリスクはぐっと下げることができますが、絶対にない、とも言いきれません。


ここまで、個人年金のデメリットを見てきました。

では、メリットはないのでしょうか?

個人年金のメリットはないの?

個人年金の唯一といっていいメリットが、

  • 所得税・住民税の控除を受けられる

です。

個人年金に「税制適格特約」という特約をつけることで、払い込んだ保険料に応じて、所得税・住民税が割り引かれます。ざっくりいうと、個人年金に加入することで、所得税と住民税が安くなる、ということです。

とはいえ、そこまで大きな金額にはなりません。多くて1万円程度、くらいに考えておいて頂ければ良いかと思います。

節税効果であれば、確定拠出年金(401k)のほうがはるかに期待できます。

401k(iDeco)と個人年金の違いって?メリットデメリットをわかりやすく比較!

個人年金がダメならどうすればいいの?

個人年金がオススメできない3つの理由を記載してきました。

  • 資産が長期間凍結される
  • インフレリスクに対応できない
  • 保険会社破たんリスク

ですが、

「個人年金は必要ないんだね!これでもう安心だ」とはならないですよね…。

「個人年金以外でセカンドライフの資金を確保するならどうしよう?どのくらいあれば足りるんだろう?」というもやもやを抱えたまま生活されることになるかと思います。

まずはライフプランシミュレーションから

個人年金に加入しないと不安になる、なぜでしょう?それは、セカンドライフに必要なお金がわからないからですよね。

逆にいうと、必要なお金がわかっていれば、タンス預金で持っておいても問題はないわけです。1000万円必要なことがわかっていれば、1000万円貯金すればいいんですね。

なので、まずは生涯設計(ライフプランシミュレーション)をして、必要な金額を把握するこから始めましょう。

ライフプランシミュレーション

こちらの記事も参考に。

超シンプルにオススメの生命保険を考えてみます

結果が赤字であった場合、正直、個人年金がどうこうという話ではないです。

  • 収入を増やす
  • 支出を減らす

という当たり前のことを、今日から始める必要があります。

貯蓄を増やす方法は個人年金だけではない

ライフプランシミュレーションをして頂いたことで、目標とするべき金額は決まったと思います。

あとはそこを目標に貯金していけばいいわけですね。当たり前の話なのですが、

  • 収入ー支出=貯金

です。収入を増やせば貯金は増えますし、支出を減らしても貯金は増えます。

支出を減らすために必要なのは「節約」ですよね。これはいろんなサイトでも取り上げられていますし、頑張っている方も多いかと思います。

生命保険の保険料が家計を圧迫しているようでしたら見直すのも一つの手段でしょう。

生命保険無料相談サービスを比較!988人の調査から見えた結果とは?

当サイトでは生命保険を扱っていますので、どちらかというと「節約」よりの記事が多いのですが、今回は「収入」を増やす方法についてもお話してみたいと思います。

収入を増やす方法、実はこれも生命保険と同じ考え方でして、

  • 一人ひとり運用手段は異なる

月に1万円かけられる人と10万円かけられる人では、取れる資産運用は変わってきます。

また、高利率の運用をしたい方と、わずかでも安全に運用していきたい方では、やはり資産運用の方法は変わってきます。

そのため、信頼できるFPに相談してしまうのが手っ取り早いのですが、ここではあえて最低限の知識を身に着けることをオススメします。

資産運用の考え方って一生モノです。

FX、バイナリーオプション、MRF、国債、外貨などなど、手段は時代とともにいろいろと変わりますが、考え方って変わりません

先ほどお話した、「ライフプランシミュレーションをして目標金額を明確にしたあと、それに合った手段を考える」というのも、考え方の一つですね。

こういった考え方を、もっと具体的に学べるのがマネーセミナーです。

マネーセミナーは有料無料があり、いろいろな会社が開催しているのですが、オススメなのは、

@SEMINAR

@セミナー

  • 参加無料
  • 交通費1,000円分の商品券つき
  • 生保無料相談の大手「みんなの生命保険アドバイザー」を運営する「パワープランニング株式会社」が運営している安心感

特徴としては「女性に優しい」マネーセミナーです。女性限定のセミナーが多く開催され、リラックスして話を聞けるようにするため、スイーツまで支給されます。

セミナー内容も具体的でして、

  • 【女性限定】?貯蓄から投資へ?今すぐ始められる!小額からの資産運用セミナー
  • 「老後のお金のこと、不安じゃない?」そんなあなたと考える、マネーに関する基礎講座
  • 【初心者向け】大人気!元ゴールドマン・サックスの部長が教える!最強のお小遣い稼ぎ術!話題の「シェアハウス経営セミナー」

などなど。ご自身に合いそうなセミナーを選んで参加することができます。

老後資金を含めたお金の心配をしなくても良くなるために、一生もののスキルを探してみてはいかがでしょう?

開催中のセミナーを確認してみる

保険料払込免除特約はつけておきましょう

ライフプランシミュレーションの結果が黒字であり、個人年金で少しでもお金を増やしたい!となった場合ですが、少なくとも

保険料払込免除特約はつけておきましょう

保険料払込免除特約とは

別名、「P免特約」です。何かあった場合に、そのあとの保険料を払わなくてよくなる特約ですね。保険はそのまま続きます。

ご自身に万が一のことがあった場合、保険料が払えなくなり泣く泣く個人年金を解約、というリスクを避けることができます。

個人年金は、先にお話したような3つのリスクがあります。せめて、P免特約をつけることで最低限のリスクヘッジはしておこう、というわけですね。

ちなみに、万が一のときに「死亡給付金」が支払われる個人年金が多いですが、その多くは責任準備金です。簡単にいうと、支払った保険料よりも少ない金額になります。

「解約返戻金<責任準備金<総払込保険料」のような認識でよろしいかと。解約するより多くのお金は帰ってきますが、それでも多くが元本割れします。

変額年金にはご注意

これまでお話してきた個人年金は、いわゆる「定額個人年金」と言われるモノです。加入時に利率が固定されるタイプの個人年金ですね。

対して、最近はやっているのは「変額個人年金」。

運用実績によって利率が変動するタイプの個人年金です。金利が上向くと、それに伴い、利率も上昇する可能性が高いです。インフレにも強いです。

じゃあ、「変額個人年金」でいいじゃん?と思われるかもしれません。

ですが、オススメしません…。

最大の理由は、

手数料がデカい

モノによっては、元本割れの可能性があったり、自分で運用先を選ぶのが面倒などなど、リスクはいろいろあります。

正直、変額個人年金を購入されるなら、MRFなど、他の金融商品を買われた方が良いでしょう。

どうしても気になる商品があるようでしたら、販売している方に聞いてみてください。

「あなたはその保険に入っていますか?」

おそらく入っていないと思います。銀行での窓口販売が多いと思いますが、銀行員ならもっと有利な運用方法を知っています。

まとめ

何はともあれ、まずはライフプランシミュレーションをされてください。それが全ての始まりです。必要なお金がわかれば、ぶっちゃけ毎月預金されるだけで良いと思います。

個人年金は、昔は確かに、加入しておくだけで確実に資産が増え、将来が安泰な保険でした。

ですが、今はメリットよりもデメリットが大きい保険です。

少しでも資産を増やしたい、不安に負けそうになる気持ちもわかります。「公的年金の減額もありうる」と2016年3月に発表されたわけですし…。

不安は、定期的にライフプランシミュレーションをされることで少しずつ解消されると思います。

それでも不安なようでしたら、プロに相談されることをオススメします。なんといっても無料ですしね。

ひょっとすると、個人年金以外にも選択肢が見つかるかもしれません。

ご自身が望んでいるセカンドライフを送るにはどうすれば良いのか?大切な資金の運用方法を見つける一助になれば幸いです。

生命保険の無料相談って何?どんなサービスなの??

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