医療保険選びに役立つかもしれない統計データざっくりまとめ

データ

医療保険を選ぶ際に、

  • 「今後どのくらいの確率で入院するのだろう?」
  • 「入院日数は減ってるって言われてるけれどどのくらい?」
  • 「手術が増えるなら保障してくれる保険がいいかも?」

などなど、データが気になると思います。

そこで、ざっくりと、医療関連のデータを図表ベースで紹介しようと思います。

はじめに

この記事のデータ元は、

  • 厚生労働省の平成23年(2011年)患者調査の概況

です。

なるべく手を加えないで記載していますが、誤記などありましたら、随時指摘いただけると幸いです。

また、この記事で紹介しているのは、全年齢を対象とした、ざっくりとした概要です。

年齢ごとに詳細な内容を知りたい方は、ご自身の年齢の記事をご参照ください。

年齢別の記事

入院数に関する統計情報

年齢別入院数の推移

男女別に入院数の推移をグラフ化してみました。

40代までは女性の入院が多く、その後は男性が上回っています

しかし、男性は75歳くらいをピークに入院数は減少。

対して、女性はそのまま伸び続けている、というのが興味深いですね。

では、どういった病気で入院しているのでしょう?

病気別入院割合

男女ともに、「精神及び行動の障害」で入院される方が多いようです。

「精神及び行動の障害」に含まれるのは、

  • アルコール中毒
  • 統合失調症
  • うつ病

などですね。

続いて、「循環器系の疾患」が多いです。

「循環器系の疾患」に含まれるのは、

  • 高血圧
  • リウマチ
  • 心疾患
  • 脳梗塞

などです。

三位は男性が「新生物」、女性は「損傷,中毒及びその他の外因の影響」となっています。

新生物は、いわゆる「がん」ですね。

「損傷,中毒及びその他の外因の影響」に含まれるのは、

  • 骨折
  • 薬物中毒

などです。

では、病気別に年齢にともなう入院数の推移を見てみましょう。

病気別入院数推移(男性)

まずは男性から。

 

折れ線が多すぎて、何がなんだかわかりづらいですね。

入院数ベスト5に絞ってみます。

ずいぶんすっきりしました。

精神及び行動の障害

「精神及び行動の障害」は、60歳をピークに急激に落ちています。

これは、会社勤めのストレスから解放されることで、精神疾患系の病気が減少していくためと思われます。

新生物

「新生物」は、40代から伸び始め、80歳くらいまで伸び続けます。

気をつけておきたい病気ですね。

循環器系の疾患

「新生物」を上回る勢いで伸び続け、65歳以上は「新生物」以上に気を付けないといけないのは、「循環器系の疾患」です。

70代以降は、がん以上に気を付けておきたい病気ですね。

呼吸器系の疾患

「呼吸器系の疾患」についても、60歳以降は急激に伸びていますので、気をつけたい病気です。

「呼吸器系の疾患」に含まれるのは、

  • かぜ
  • インフルエンザ
  • 肺炎
  • 気管支炎

などです。

年をとると抵抗力が弱まりますから、ちょっとした病気が大病になりかねないんですね。

「ちょっと調子が悪いな・・・」と感じたら、まずは病院に行ってみるのが良いと思います。

病気別入院数推移(女性)

次に女性ですね。

こちらも非常に見にくいため、ベスト5で。

ただ、女性特有のイベントとして「出産」がありますので、ベスト5に出産を加えたグラフを見てみます。

妊娠,分娩及び産じょく

女性特有のイベントである「出産」に伴う入院です。

20歳くらいから上昇し始め、30~34歳をピークに、45歳以上はほとんど見られません。

「2013年の人口動態調査」によると、出産の平均年齢は30.4歳とのことですから、入院数の推移は妥当であると言えます。

循環器系の疾患

50歳を過ぎたあたりから、異常な伸びを見せているのが「循環器系の疾患」です。

尋常ではない伸び率を見せていますので、女性の方は、50歳を超えたら、定期的に健康診断を受け、心疾患や脳梗塞、高血圧などに備えたいですね。

精神及び行動の障害

「精神及び行動の障害」については、男性よりも女性のほうがピーク期間が長いです。

セカンドライフが始まったことにともなう生活環境の変化によるストレスや、更年期障害によるものが多いと思われます。

精神障害についても、早期発見、早期解決が大事ですから、お一人で悩まず、気になったらすぐにお医者に行くほうが良いと思います。

手術数に関する統計情報

では、次に手術に関する統計情報を見てみましょう。

20代~30代は女性のほうが手術が多く、それ以降は男性のほうが多くなっています。

では、どのような手術をしたのか、男女別、年齢別に見てみましょう。

男女ともに、「その他」に分類されているものが非常に多いです。

そのため、何の手術が多いのかがいまいちつかみきれません(汗)。

男女ともに共通しているのは、だいたい75歳くらいまで増え続け、その後は緩やかに減少している、ということです。

男性は「開頭手術」が多く、女性は「筋骨格手術」が多いようです。

女性の開腹手術について

女性は、20歳頃から開腹手術が増え始め、30歳頃をピークに減少していきます。

これは、出産に伴う入院とほぼ同じ動きをしているため、出産に伴う手術が行われた、と推測することができます

入院日数に関する統計情報

では、次に入院したらどれくらいの日数入院することになるのかを見ていきましょう。

入院日数は年齢を重ねるにつれて増えていきます

20代~60代までは男性のほうが入院日数が長く、それ以降は、女性のほうが入院日数は長くなっています。

では、入院日数が長くなる病気ってなんなんでしょう?

男女ともに、「精神及び行動の障害」が入院日数が長くなる傾向にあります。

男性は、2位の「神経系の疾患」を合わせると、なんと過半数を超えます。

それだけ、この2つの病気に治療期間がかかるんだな、ということがわかります。

女性は、2位に「神経系の疾患」、3位に「循環器系の疾患」となっています。

女性も、1~3位を合わせると、過半数を超えます。

入院日数が長くなりがちな病気は、ある程度偏っている、ということがわかります。

病気別入院日数(男性)

では、まず男性から、年齢とともにどのように入院日数が推移するのかを見てみましょう。

やっぱりわかりづらいですね。

上位ベスト5に絞ります。

精神及び行動の障害

平均入院日数をはねあげているのが、この病気です。

60代前半にピークを迎え、ピーク時は700日に届こうかという日数になっています。

約2年ですね。

医療保険に入るとすれば、備えるべきは長期入院リスクと考えていますが、この病気は、まさにその典型ですね。

それ以外

基本的に、年齢が上がるとともに入院日数は増えていく傾向にあります。

ただ、70歳を超えれば、高額療養費制度で手厚い保障を受けることができますので、現役世代ほど大きな負担にはなりません。

その年齢までに、100日を超える入院となるのは、「精神及び行動の障害」のみですので、このリスクに備えるのでなければ、基本的には、医療保険に加入するより貯蓄したほうが良いように感じます。

病気別入院日数(女性)

次に、女性ですね。

見づらいですので、ベスト5+出産で表示します。

精神及び行動の障害

男性よりもピークが遅く、60代後半となっています。

それでも、600日を超える入院が予想されるため、もしかかってしまった場合は、家計への打撃は大きいでしょう。

最も困るのが、夫が精神系の病気で入院、ついで奥さんが精神系の病気で入院、というパターンでしょうか。

ともにピークが70歳を超えないため、高額療養費制度は、現役時代と同様なのが痛いですね。

妊娠,分娩及び産じょく

妊娠,分娩及び産じょくでの入院は、実はそれほど大きな家計ダメージはありません。

全年齢通じての平均入院日数は8日であり、グラフを見てもわかるとおり、さほど大きな変動はありません。

その後、養育費等がかかってくることを考えると、家計的には痛いのですが、長い目で見ると、このためだけに医療保険に入るほどのことでもない、と思います。

まとめ

医療保険に加入する際に指標となるであろうデータを、図で説明してきました。

これらはあくまで指標であり、これをもとに保険加入の可否を決定づけるモノではありませんが、何かしらのお役に立てれば幸いです。

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