学資保険(子供保険)の必要性!必要?不要?

学資保険

お子さんが生まれたことで、家族に新たに一人加わる喜び。

とても幸せな時間を過ごされていると思います。

でも、気になるのは教育費。

教育費に備える、となると、真っ先に頭に浮かぶのは学資保険ではないでしょうか?

では、お子さんの教育費に備える選択肢として、学資保険は正しいのでしょうか?

学資保険ってどんな保険?

学資保険は貯蓄保険です。

年金のようなイメージですね。

コツコツと保険料を積み立てていき、教育費が大きく必要となる時期にお金をもらえる、という保険です。

お金をもらうことのできる時期は、商品によっても異なりますし、同じ商品の中でも選ぶことができる商品が多いです。

例として、とある学資保険を例にとってみましょう。

この保険は、S型(ステップ型)とJ型(ジャンプ型)の2種類どちらかを選ぶことができます。

お金を受け取ることができる時期と戻り率は、

S型

満期保険金100万円のコースで、お子さんが以下の年齢に達すると、

  • 3歳:5万円
  • 6歳:5万円
  • 12歳:10万円
  • 15歳:10万円
  • 18歳:70万円
  • 20歳:10万円
  • 22歳:100万円

それぞれ祝い金を受け取ることができます。

戻り率は、108.4%です。

J型

満期保険金100万円のコースで、お子さんが以下の年齢に達すると、

  • 18歳:100万円
  • 22歳:100万円

それぞれ祝い金を受け取ることができます。

戻り率は、110.1%です。

戻り率とは

戻り率は、総払込保険料に対して受け取ることができる金額のことです。

先ほどの例ですと、

  • S型:210万円(祝い金総額) / 1,936,572円(総払込保険料) = 108.4%
  • J型:200万円(祝い金総額) / 1,814,988円(総払込保険料) = 110.1%

となります。

気をつけなくてはいけないのは、戻り率 ≠ 年利、ということです。

総払込保険料は複利計算で計算されていきます。

年利に換算すると、だいたい0.24%程度です。

J型のほうが戻り率が大きいのは、祝い金を支払わない分、そのお金を運用に回せるからなんですね。

また、学資保険も貯蓄保険とはいえ、生命保険ですので、万が一の際の保障があります。

商品によって異なりますが、

  • 契約者が死亡・もしくは高度障害になった場合、以後の保険料払込は不要

といった具合ですね。

契約者は通常、お父さんかお母さんになります。契約者に万が一のことがあった場合、保険料を払う必要がなくなり、保障は継続します。

そのため、収入の柱である方に万が一のことがあった場合、保険料を払う必要がなくなり、祝い金のみ受け取ることができます。

このほかにも、三大疾病(がん、脳卒中、心筋梗塞)にかかった場合に保険料が免除されたり、万が一の際には保険金が支払われるタイプなどもあります。

学資保険は必要?不要?

一見すると、銀行に預けるよりも高い金利で運用され、万が一のときには保険料を払わなくても良くなる、と良いことづくめな学資保険です。

では、学資保険は必要でしょうか?

個人的には不要、と考えます。

理由としてもっとも大きいのは、やはり資産が長期間固定されてしまうリスクです。

お子さんが0歳のときに加入すると、22年間資金が凍結されてしまいます。

22年もの間、このまま低金利が続くとは考えづらいですし、インフレが起こってしまうと、貨幣価値が下がってしまいます。

教育費に必要な金額は、今すぐ必要なお金ではありませんから、計画的に預金、もしくは資産運用をしていくことで、十分貯めていくことができます。

そのため、長期間資産を凍結されてしまう学資保険は、あまりオススメできません。

また、もしご主人に万が一のことがあった場合ですが、学資保険の保険料が免除されるくらいでは、残されたご家族の今後の生活が非常に厳しいモノになってしまいます。

実際にライフプランシミュレーションをされてみるとおわかりいただけるかと思います。

ライフプランシミュレーションについては、以下の記事をご参照ください。

 生命保険の見直しの注意点とは?おさえるべき6つのポイント

ご主人が亡くなられた場合をシミュレーションすると、教育費を差し引いても数千万円の赤字になると思います。

例えば、以下のようなご家族を想定します。

  • ご主人:30歳
  • 奥さん:30歳
  • お子さん:0歳

収入は以下のとおりとします。

  • ご主人:年収630万円
  • ご主人(退職金):1,200万円
  • 奥さん(パート):10万円 /月

『標準』でシミュレーション結果を表示しますと、

  • 収入:35,862万円
  • 支出:34,661万円
  • 差額:1,201万円

となり、収支は黒字となります。

教育費は、1,247万円となっています。

では、30歳のときに、ご主人に万が一のことがあった場合はどうでしょう?

  • 収入:13,354万円
  • 支出:24,212万円
  • 差額:-10,858万円

と、1億円近い赤字となってしまいます。

差額分の死亡保障に加入していれば、少なくとも経済的な面で、残されたご家族が苦労されることはないと思います。

利用できる社会保障(遺族年金は収入の中に入っています)や、奥さんが収入を増やしたり、家計を節約するなど工夫をすれば、必要となる保障はもっと少なくなります。

が、それでも大きな保障が必要になるのは変わりがないと思います。

また、教育費は変わらず1,247万円となります。

先ほどの『みらいのつばさ』に加入していたとしても、収入が200万円増えるのみです。

教育費が1,247万円⇒1,047万円となるに過ぎません。

もし、奥さんがご主人と同等の収入をもらっている場合は、

  • 収入:33,059万円
  • 支出:32,098万円
  • 差額:961万円

と生涯収支は黒字になります。

ただ、こういったケースは稀だと思います。

実際に、ご自身の家族構成や収入に合わせて、ライフプランシミュレーションをしてみてください。

簡易シミュレーションでしたら、2分程度で終わります。

今回のように赤字がちょっと大きすぎる場合は、ライフスタイル『倹約』でシミュレーションをしてみたり、詳細シミュレーションをしてみると、もう少し正確な数値が出てくると思います。

シミュレーションで見て頂いたとおり、学資保険に加入していても、死亡保障で万が一のリスクに備えることは必要となります。

であれば、逓減定期保険や収入保障保険などを利用して万が一のリスクに備え、お子さんの教育資金は別途貯蓄していくほうが良いのではないかな、と考えます。

逓減定期保険って?メリットデメリットまとめ!

収入保障保険の必要性!必要?不要?

まとめ

個人的には学資保険は不要だと思います。

しかし、貯金が苦手な方もおられるでしょう。

毎月自動で引き落としてもらうほうが楽、という方には学資保険もひとつの選択肢となります。

とはいえ、資産が長期にわたって凍結される、というリスクは頭の片隅にでも置いておいて頂ければ、と思います。

学資保険の中でのオススメは、「カカクコム」でのランキングを参照してみましょう。

専門家の評価なども記載されていますので、どこの保険にするか決めかねているようでしたら、参考になるかと思います。

学資保険ランキング

注意点としては、途中で解約をしてしまうと多くの場合元本割れしてしまいます。

お子さんの教育資金を貯めるつもりで保険に加入していたのに、解約することで資金が減ってしまった、なんてとても悲しいですよね。

大事なお子さんの教育資金ですから、計画的にしっかりと貯めていくことで、素敵な未来を実現しましょう。

死亡保障と迷われるようでしたら、保険の無料相談を利用されると良いと思います。

生命保険の無料相談って何?どんなサービスなの??

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