20代のがん保険の必要性

医療

「20代ってまだまだ若いし、がん保険とかそもそも必要ないんじゃ?」

そう思われている方も多いかもしれませんね。

まずはデータをもとに、必要か不要かを見ていってみましょう。

20代のがん罹患率

20歳の方が、10年以内にがんにかかる可能性は、
がん情報サービス 2011年データより)

  • 男性:0.2%(500人に1人)
  • 女性:0.4%(250人に1人)

となっています。

これを多いと取るか少ないと取るかなのですが、個人的には「多いなあ」と感じます。

2010年の総務省発表のデータによると、20代の人口は、

  • 男性:737万人
  • 女性:703万人

ですので、がんにかかる人数は、

  • 男性:14,744人
  • 女性:28,104人

となります。

数万人単位で、がんにかかっていることになるんですね。

ちなみに、がんにかかりやすい部位の1位は、

  • 男性:胃がん(11%)
  • 女性:乳がん(9%)

です。

がんにかかった場合の平均入院日数

では、次にがんにかかった場合の平均入院日数を見てみようと思います。

平均入院日数は、
(厚生労働省 平成24年度 医療給付実態調査より 管理人が集計をして記載)

  • 胃がん:13日
  • 腸がん:12~13日
  • 肝臓がん:12日
  • 気管・肺がん:14日
  • 乳がん:10日
  • 子宮がん:12日
  • その他:9日

だいたい9~14日くらいの間におさまっていますね。

「ずいぶん短いな~」と思った方が多いのではないでしょうか?

ただ、これは1回の入院にかかった日数です。

がんの場合、入院・退院を繰り返したり、通院しながら抗がん剤を打つケースが多いです。

初期の場合ですと、一回で完治したりすることもあるのですが、転移などをしてしまっている場合は、長期化するケースが多いです。

そのため、完治までにかかる期間が読みにくい、というのが、がんの特徴です。

がんにかかった場合の平均入院費用

では、がんにかかった場合の入院費用はどうなんでしょう?

平均入院費用は、
(厚生労働省 平成24年度 医療給付実態調査より 管理人が集計をして記載)

  • 胃がん:78万円
  • 腸がん:71万円~92万円
  • 肝臓がん:68万円
  • 気管・肺がん:89万円
  • 乳がん:54万円
  • 子宮がん:70万円
  • その他:45万円

「高い!!」と思われた方が多いでしょう。

ただ、この数値は実額です。

社会保障を使うと、支払う金額は1/3になります。みなさんおなじみの健康保険ですね。

さらに高額療養費制度という、制度を利用することで、支払うお金はぐっと少なくなります。

高額療養費制度とは

1か月以内に一定金額をこえて医療費を支払った場合、差額が戻ってくる制度のことです。

所得や年齢によって、返ってくる金額は変わってきます。

詳細を知りたい方は、厚生労働省 高額療養費制度とは、をご参照ください。

健康保険と高額療養費制度をくみあわせて、支払うお金を計算すると、

  • 胃がん:85,276円
  • 腸がん:84,545円~86,672円
  • 肝臓がん:84,242円
  • 気管・肺がん:86,344円
  • 乳がん:82,783円
  • 子宮がん:84,520円
  • その他:82,120円

となります。

「これくらいなら貯金でもまかなえるし、もし、がんになっても大丈夫そうだな~」

と思われるかもしれません。

ただ、上にあげたのは、あくまで入院にかかる費用のみです。

実は別途かかる費用があります。

保険対象外の費用は?

入院費以外でかかる費用としては、

  1. 差額ベット代(個室などに行った場合にかかります)
  2. 食事代(1食270円です)
  3. 通院の交通費
  4. 抜け毛などでかぶるカツラなどの費用
  5. 先進医療や自由診療の治療費

1.~4.までは、一回の治療で終わるのでしたら、さほど気にならない金額だと思います。

ただ、先ほども書きましたが、がんは長期化するケースが多いです。そのため、割とバカにできないお金がかかることも・・・。

そして、もっとも大事なのは、5.先進医療や自由診療の治療費です。

抗がん剤などでも、先進医療の対象となるものがありますし、最近ですと、重粒子線治療などが有名ですよね。

これらを使用すると、保険が適用されません。すなわち、全額自己負担となります。

体に負担が少なく、治る可能性も高い。でも、高額すぎて手が出ない・・・ということも起こりうるわけです。

特に女性の場合は、乳がんになってしまった場合でも、乳房を残しておきたい!というのは切実な願いだと思います。

先進医療なら全摘をしなくても大丈夫、となったら、多少高くても、先進医療を使いたい、という思いはあるのではないでしょうか。

全摘となってしまった場合でも、乳房再建をする際に、良質な素材は保険適用外だったりします。

貯金が十分にある方なら問題ないのですが、借金を背負うか、先進医療を受けるか、という選択肢になった場合、おそらく先進医療を受ける選択肢をするのではないでしょうか。

なにより大事なのは自分の体ですしね。

そして、一番良いのは、そういった万が一に備えて保険に入っておくことだと思います。

がん保険の必要性

今まで見てきたデータをまとめて、20代の方ががん保険に入るべきかどうかを考えてみましょう。

  • がんにかかる確率は、男性:1/500、女性:1/250
  • がんに掛かった場合、1か月あたりにかかる費用は10万円程度(入院した場合、また食費等含む)
  • 長期化する可能性アリ
  • 先進医療や自由診療は実額負担

では、がん保険に入った場合のメリット・デメリットを見てみましょう。

メリット

  • がんにかかった場合、経済的負担が軽くなる
  • 先進医療に対応した保険に入っておけば、自由に先進医療が受けられる
  • 健康なうちに加入することで加入できなくなるリスクがなくなる⇒病気になると保険に入れないリスクがある
  • がんに備えて貯金する必用がなくなる。若いうちは遊びたいですよね・・・

デメリット

  • 保険料がかかる
  • 保険を選ぶのが面倒

保険に加入するのですから、保険料はどうしてもかかってしまいます。では、保険料ってどのくらいかかるのでしょう?

【カチっとがん保険】の保険料例

アクサダイレクトの人気商品である【カチっとがん保険】で保険料を試算してみます。

カチッとがん保険
  • 保険期間:10年
  • 払込期間:10年
  • がん診断給付金:100万円
  • 先進医療:通算500万円まで

25歳の保険料(男性も女性も同じです)は、820円/月です。

ランチ一回分の値段で保険に入れちゃうんですね。

このタイプは定期型ですので、10年たつと、その年齢で保険料が再計算されます。保険料が上がっちゃうんですね。

実際いくらになるかというと、1,110円/月になります。

定期型ですと、このように保険料が上がっていってしまうのですが、では、終身型のほうが良いのでしょうか?

終身or定期?

それでは、終身タイプと定期タイプのメリット、デメリットを見てみましょう。

終身タイプのメリット

  • 保険料が変わらない
  • 一生涯保障が続くので安心

終身タイプのデメリット

  • 保険料が定期に比べると割高
  • 今の保険をずっと続けることが前提

デメリットの2番目「今の保険をずっと続けることが前提」というのが気になる方もいるかもしれませんね。

たとえば、がん保険の場合ですと、10年前は入院での治療がメインでしたので、入院給付金を厚くしている保険が一般的でした。

今は、通院がメインとなっていますので、入院保障を薄くしている保険が主流になっています。

こういった時代の変化に対応しづらいのが、終身型のデメリットの大きな特徴ですね。

終身型とはいえ、解約できないことはありませんので、新しくて良さそうな保険が出たら、そちらに乗り換えることは可能です。

ただ、それまで払ってきた保険料は、定期タイプに比べると割高ですので、若干もったいない感が強くなってしまいますね。

では、定期タイプのメリット、デメリットです。

定期タイプのメリット

  • 若いうちは保険料が安くおさえられる
  • 新しい保険が出ても安心

定期タイプのデメリット

  • 更新ごとに保険料が上がる
  • 解約返戻金がないものが多い

がん保険自体、解約返戻金をなくして保険料をおさえている商品が多いため、解約返戻金のことは考えなくてもよいかもしれません。

更新ごとに保険料が上がってしまうのも、その都度、新しい保険に入ることを考えると気にならないかもしれません。

ただし、保険に入りなおすときには、持病がないことが前提になることが多いです。

年をとると、それだけ病気になりやすくなりますので、保険に入れないリスクが高くなることも覚えておいたほうが良いかもしれませんね。

このように、定期と終身は、一長一短です。

個人的にどちらがオススメかと言われると、私は「終身タイプ」を選びます。

保険に加入できなくなるリスクを考えると、新しい保険が出た場合でも、保険に加入できない可能性がありますし。

がん保険で重要なのは、先進医療に対応していることだと思っていますので、そこをおさえている保険なら、乗り換える必要もないと思っています。

定期なのか終身なのか、そしてがん保険でもどれがいいのか?などなど、迷われた際は、保険の専門家に相談するのもひとつの手だと思いますよ。

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