iDecoVS個人年金!オススメはどっち?メリットデメリットを比較!

iDeco 個人年金

401k(確定拠出年金)には企業型と個人型があります。2017年1月に個人型(iDeco)が改正され、誰でも加入できるようになりました。

ここまででもうイヤになっていませんか?(笑)。

401kとかiDecoとか呪文のような言葉は日常に飛び交っていますよね。テレビ、CM、折込チラシに新聞など。

なんだかよくわからないからいいや…ってなっている人は多いと思います。よくわからないから保険会社の個人年金でいいやと。でも、それだとちょっともったいないんですよね。

個人年金に加入できる方は、基本的にiDecoにも加入することができます。じゃあ、どっちに入ればいいの?ってなりますよね。

この記事では、「保険会社の個人年金とiDeco、どっちがいいの?」について、かなりざっくりとお話します。わかりやすさを重視するため、細かな説明はなるべく省いていきます。

ここからは、

  • 確定拠出年金:iDeco
  • 生命保険会社の定額個人年金:個人年金

と記載していきますね。

まずは違いを知ろう!iDecoと個人年金の違い

iDecoと個人年金の違いは5点。

  • 運用先を自分で選べるかどうか
  • 途中解約できるかどうか
  • 節税効果
  • 手数料がかかるかどうか
  • 元本割れの可能性

では、それぞれについて見ていきましょう。

運用先を自分で選べるかどうか

個人年金は定期預金のようなイメージですね。何も考えず毎月お金を支払う。

対してiDecoは自分で運用先を選ぶ必要があります。といっても、それほど難しい話ではありません。

iDecoを扱っている証券会社がパッケージを用意してくれています。「これは低リスクだけどリターンも小さい」「これは元本割れの可能性が高いけどリターンも大きい」といったイメージですね。

その中からポチっと一つ選び、あとはお任せしておけばOKです。

途中解約できるかどうか

個人年金は途中解約ができます。多くの場合元本割れしますが、それでもいざというときに手元にキャッシュを残すことができます。

iDecoは途中解約できません。「お金が必要になったから、解約してお金戻してほしいんだけど?」ってことができないんですね。

一部条件を満たせば解約できますが、ほとんど解約できないと考えたほうが良いでしょう。iDecoの最大のデメリットはココですね。

ちなみに、家計が苦しくなった場合「お金を払うのをやめて運用だけしてもらう」ということは可能です。

節税効果

個人年金は年間マックス1万円ほどの節税効果です。対してiDecoは青天井です。これがiDecoの最大のメリットになります。

ちなみに、今はやりの変額年金には節税効果はありませんのでご注意を。

ここはちょっと面倒な計算になりますが、実際にどのくらい節税になるのか具体例がないとわかりづらいと思いますのでお話しますね。興味がない方は読み飛ばして頂ければ。

まずは所得税と住民税についておさらい

所得税と住民税ってありますよね。イヤですよね、お金取られるの。でも税金は国民の義務。支払わなければなりません。

計算方法をざっくりとお話しますと、

  • 収入 ー 控除額 x 税率 =税金

所得税の場合、この税金から「控除額」を引きます。住民税の場合、この税金に「均等割」の金額を足します。

大事になるのは「控除額」です。控除額が大きくなれば税金は減ります。つまり、あまりお金を取られなくてすみます。

個人年金の控除額って?

先ほど個人年金の節税はマックス1万円くらいというお話をしました。なぜそうなるのか?をお話しますね。

個人年金の場合、控除額に天井があります。

  • 所得税:4万円
  • 住民税:28,000円

所得税の場合は年間8万円(1ヶ月あたり6,667円)、住民税の場合は年間56,000円(1ヶ月あたり4,667円)払っていると上限に達します。

それ以上は、1ヶ月に1万円払っていようが100万円払っていようが控除額って変わらないんですね。たとえば、

  • 所得:600万円
  • 1ヶ月あたりの保険料:1万円

の方の税金を計算しますと、

所得税
  • 個人年金非加入:600万円(収入)x20%(税率)ー427,500円(控除額)=772,500円
  • 個人年金加入:(600万円(収入)ー4万円(個人年金控除))x20%(税率)ー427,500円(控除額)=764,500円
  • 差額:772,500円ー764,500円=8,000円
住民税
  • 個人年金非加入:600万円(収入)x10%(税率)+5,000円(均等割)=605,000円
  • 個人年金加入:(600万円(収入)ー28,000円(個人年金控除))x10%(税率)+5,000円(均等割)=602,200円
  • 差額:605,000円ー602,200円=2,800円

所得税と住民税の控除額を足すと、

  • 8,000円+2,800円=10,800円

だいたい1万円ですね。1ヶ月あたり900円の節税です。ヤッター!とはならないですよね…。

iDecoの控除額って?

iDecoの控除額には上限がありません。つまり、払ったら払っただけ控除対象になります。

所得が多ければ多いだけ、iDecoにつぎこむお金が大きければ大きいだけ節税効果があるんですね。

個人年金と比較するために、同じ条件で税金を計算してみます。

  • 所得:600万円
  • 1ヶ月あたりの保険料:1万円

の方の税金を計算しますと、

所得税
  • 個人年金非加入:600万円(収入)x20%(税率)ー427,500円(控除額)=772,500円
  • 個人年金加入:(600万円(収入)ー12万円(iDeco控除))x20%(税率)ー427,500円(控除額)=748,500円
  • 差額:772,500円ー748,500円=24,000円
住民税
  • 個人年金非加入:600万円(収入)x10%(税率)+5,000円(均等割)=605,000円
  • 個人年金加入:(600万円(収入)ー12万円(iDeco控除))x10%(税率)+5,000円(均等割)=593,000円
  • 差額:605,000円ー593,000円=12,000円

所得税と住民税の控除額を足すと、

  • 24,000円+12,000円=36,000円

1ヶ月あたり3,000円浮く計算になります。なんだか節税っぽい数値になりましたね。

初めに青天井という話をしましたが、所得が大きくなればなるだけ、iDecoにつぎこむお金が大きくなればなるだけ節税効果も増していきます。

加えて、iDecoで運用した結果うまくいき運用益が出た場合、それも全て非課税になります。節税、という点からするとiDecoの圧勝であることがわかります。

手数料がかかるかどうか

個人年金は手数料がかかりません。本当は保険料の中に手数料やらもろもろ含まれているのですが、そこは置いておきましょう。

iDecoは「口座管理手数料」というものが別途必要になります。ですが、最近は条件を満たせば無料の証券会社も多いです。

オススメについては後でお話しますね。

元本割れの可能性

個人年金は途中解約をしない限り元本割れの可能性はありません。リスクはいろいろあるのですが、ここでは一旦置いておきます。

iDecoは元本割れの可能性がありまくりです。だいたい半数以上の方が元本割れしているというお話もあります。

なのになぜ確定拠出年金なのか?それはやっぱり「節税」効果が高いからですね。

  • 収入ー支出=貯金

収入が減ったとしても、それを上回る支出削減(節税)ができていれば、結果として貯金しやすくなります。

iDecoの場合、収入は未来の収入です。個人年金を受け取り始めてから発生する収入ですね。

対して支出は現在の支出です。税金が安くなることによって「今の」支出が減るんですね。そして「今の」収入は変わりません。

そのため、キャッシュが浮きます。つまり貯金しやすくなります。

まとめ

個人年金とiDecoのざっくりとした違いをお話してきました。

では、ここからはそれぞれのメリットデメリット、向いている人いない人についてお話していきましょう。

個人年金のメリット!

個人年金の最大のメリットは、預けっぱなしでOKな手軽さですね。解約さえしなければ一定の利息が期待できます。

とはいえ、↓の記事でもお話しているとおり、多くのデメリットがあります。

個人年金をオススメしない3つの理由

そのため、個人年金が向いている方は、

  • 面倒なことが嫌い!定期預金より利回りが高いならそれでいい
  • 年金にかけるお金が少ないから節税効果も利回りもそれなりでいい
  • インフレが起ころうが金利が上昇しようが今の個人年金を続ける!

生涯収支が十分に黒字で、最低限の節税&利回りで良い方にとっては、個人年金が選択肢に入ります。

また「とにかく面倒なことはイヤ!」という方も個人年金が視野に入ります。が、そうであれば個人的にはタンス預金されたほうが良いような気がしています。

iDecoのメリット

iDecoのメリットは、

  • 節税効果の高さ
  • 運用益が出ても課税されない

逆にデメリットは、

  • 60歳まで引き出せない
  • 元本割れの可能性

そのため、iDecoが向いている人は、

  • 投資に興味がある方
  • 一定以上の収入があり節税意識が高い方
  • iDecoに回せる余剰資金がある方

少なからず投資に興味がある方、また現在投資をされている方には魅力的な商品でしょう。

そして、節税効果は高いのですが、収入が低くあまりiDecoにつっこめない方には恩恵は少ないです。逆に、収入が高くある程度余剰資金がある方にはうってつけの節税方法でしょう。

また、iDecoは60歳まで引き出すことができません。何かあったときのための保険に入っていたり、ある程度貯金がないと、老後のことを考えて積み立てていたのに「今」が苦しくなるということになりかねません。

線引きは難しいですが、ご家族で話し合われるか、お金のプロであるFPに相談されるのも良いかもしれませんね。

生命保険の無料相談って何?どんなサービスなの??

補足:iDecoは守りの資産運用だけど攻めたほうがいい

これまでお話したとおり、iDecoは「節税」が主目的なんですよね。どちらかというと資産の現状維持をしつつ節税効果を得る「守りの資産運用」になります。

ですが、iDecoは運用益がまるまる非課税になります。なので、元本割れを恐れず攻めたほうが良い気もするんですね。

iDecoのパワーを最大限に発揮するためには、運用益を得つつ節税効果も得る。そうすると、収入が増え、支出も減るという相乗効果が生まれます。

攻めた結果、運用益がマイナスになっちゃった…なんてこともあるかと思いますが、節税効果である程度帳消しにできます。

なので、慣れてきたら攻めに転じることもアリなのではないかな、と思いますよ。

iDecoを始めるならオススメ証券会社って?

なによりも考えないといけないのは「口座管理手数料」です。

現状維持をしていても管理手数料を引かれたためマイナスになってしまった、なんてことになると泣くに泣けないですよね。

「口座管理手数料」は、

  • ①.国民年金基金連合会
  • ②.事務委託先金融機関の手数料
  • ③.各証券会社の口座管理手数料

の3つから構成されます。このうち、①と②は固定です。つまり、どの証券会社でも同じ金額です。

そのため、③が出来る限り安い証券会社を選ぶ必要があるんですね。その点からオススメなのは2社。

  • 楽天証券
  • SBI証券

楽天証券

楽天証券ideco

口座管理手数料ですが、

  • 掛け金累計10万円以上で無料
  • 10万円未満なら226円/月

10万円ですと、1ヶ月1万円つっこんでいけば、10ヶ月で到達します。そしてその後はずっと無料です。

楽天ブランドの安心感もありますよね。10万円未満の場合でも、口座管理手数料は226円/月と、他の証券会社に比べると割安です。

また、ホームページが初心者向けに作られており、セミナーなども随時開催されていますので、これから投資を始めようという方に優しいのも特徴です。

そのため楽天証券が向いている方は、

  • 少額の運用を希望する方
  • 投資に慣れておらず、シンプルなプランから慣れていきたい方
  • これから投資を勉強していきたい方

楽天証券iDeco詳細はコチラ

SBI証券

SBI証券

口座管理手数料ですが、

  • 資産残高50万円以上で無料
  • 50万円未満なら324円/月
  • 2017年6月までキャンペーン期間中。運営管理手数料が0円

口座管理手数料が無料になる条件が「資産残高が50万円以上」と、楽天証券に比較すると高めに設定されています。

ですが、現在キャンペーン中でして、2017年6月までは口座管理手数料と移管手数料が無料です。商品ラインナップは業界最多ですので、向いている方は、

  • ある程度まとまったお金を運用したい方
  • 投資に慣れており、プランが多い方が良い方
  • すでに確定拠出年金を始めていて、もっと良い証券会社を探している方

SBI証券iDeco詳細はコチラ

まとめ

ご紹介した2証券ともに口座管理手数料はとても優秀です。あとはご自身のスタイルに合わせて使い分けされると良いと思います。

iDecoは解約ができませんので長期間の運用が必須になります。そのため「口座管理手数料」は長い目で見ると本当に大きな金額になるんですね。

月々300円変わるとして、30年間運用しますと、

  • 300円x12ヶ月x30年=108,00円

口座管理手数料だけで10万円以上変わってきます。そのため、最初は口座管理手数料がお得な2社いずれかを選ばれると良いのではないかな、と思います。

迷われるようでしたら、両社ともに資料請求ができますので、紙で見比べながらじっくり検討されると良いでしょう。

ちなみにiDecoは解約することはできませんが、証券会社を変更することは可能です。

最初は楽天で運用して、慣れてきて資産も貯まってきたからSBI証券に移管、なんてこともできちゃうんですね。

なので、あまり慎重になりすぎず、まずは試しと少ない金額から運用を始められるのも良いのではないでしょうか。

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